朝一番のCWでひと際目立つ追い切りを披露したキタサンブラック(撮影:井内利彰)
朝一番のCW。混雑している時間帯だったが、ひと際目立つのは黒岩悠騎手を背にした
キタサンブラック(栗東・清水久詞厩舎)。今朝16日はジャパンカップ(11月27日・東京芝2400m)に向けた1週前追い切りを、
ワキノヒビキを追走する形で行っている。
向正面あたりでは他厩舎の追い切りもたくさん行われていたが、ペースが遅いところは追い抜いていく感じで、2頭が突き進んでいく。この時点でラップは速かったが、コーナーに入ってからも更に加速して、直線も抜群の
スピード乗り。
4コーナーで大外、直線では
ワキノヒビキに外から楽な手応えで並びかけて、最後はしっかりと追われる形。時計は6F79.9〜5F65.4〜4F51.4〜3F38.1〜1F12.0秒と通った位置を考えると申し分なく速い。もちろんこのくらいは動ける馬ではあるが、それを楽に走れたところが順調さを示しているし、ゴール前で抜け出した時の仕草にも余裕がある。調教内容から見た状態に関しては、素晴らしいとしか表現できない。
(取材・写真:井内利彰)