後続に3馬身差をつける圧勝劇で有終の美を飾ったモーリス(撮影:高橋 正和)
現地時間11日、香港・シャティン競馬場で行われた香港C(3歳上・GI・芝2000m・1着賞金1425万香港ドル)に、日本の
モーリス(牡5、美浦・堀宣行厩舎、R.ムーア騎手)、
エイシンヒカリ(牡5、栗東・坂口正則厩舎、武豊騎手)、
ラブリーデイ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎、H.ボウマン騎手)、
ステファノス(牡5、栗東・藤原英昭厩舎、C.
スミヨン騎手)、
クイーンズリング(牝4、栗東・吉村圭司厩舎、M.デムーロ騎手)が出走。
レースは、
エイシンヒカリが先手を取って後続とのリードを広げていく展開に。
モーリスはスタート一息で後方から、
ステファノスと
ラブリーデイは3・4番手、
クイーンズリングは中団につけた。直線に向くと、
モーリスが内の馬群を抜けて一気に先頭に躍り出る。
モーリスはそのまま後続を突き放し、2番手争いを演じる
ステファノス、
ラブリーデイ、
シークレットウェポン(セ6、香港・C.イプ厩舎)らを尻目にゴール。「スーパースター!」と場内の
アナウンスも響く圧勝劇で、有終の美を飾った。GIはこれで6勝目。
2着は
シークレットウェポン、3着は
ステファノスとなった。
ラブリーデイは4着、
クイーンズリングは9着、
エイシンヒカリは直線で失速して10着だった。
【日本馬プロフィール】
◆
モーリス(牡5)
騎手:R.ムーア
厩舎:美浦・堀宣行
父:スクリーンヒーロー
母:メジロフランシス
母父:カーネギー
馬主:吉田和美
生産者:戸川牧場
通算成績:18戦11勝(重賞7勝)
主な勝ち鞍:2016年天皇賞・秋(GI)
◆
エイシンヒカリ(牡5)
騎手:武豊
厩舎:栗東・坂口正則
父:ディープインパクト
母:キャタリナ
母父:Storm Cat
馬主:栄進堂
生産者:木田牧場
通算成績:15戦10勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2015年香港C(GI)
◆
ラブリーデイ(牡6)
騎手:H.ボウマン
厩舎:栗東・池江泰寿
父:キングカメハメハ
母:ポップコーンジャズ
母父:ダンスインザダーク
馬主:金子真人ホールディングス
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:33戦9勝(重賞6勝)
主な勝ち鞍:2015年宝塚記念(GI)
◆
ステファノス(牡5)
騎手:C.
スミヨン厩舎:栗東・藤原英昭
父:ディープインパクト
母:ココシュニック
母父:クロフネ
馬主:キャ
ロットファーム
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:20戦4勝(重賞1勝)
主な勝ち鞍:2014年富士S(GIII)
◆
クイーンズリング(牝4)
騎手:M.デムーロ
厩舎:栗東・吉村圭司
父:マンハッタンカフェ
母:アクアリング
母父:Anabaa
馬主:吉田千津
生産者:社台
ファーム
通算成績:14戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2016年エリザベス女王杯(GI)