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【朝日杯FS】ミスエルテ圧倒リハ!ソウルに続け!もう一頭の“怪物の娘”

2016年12月15日 06:01

 栗東CWで鋭い動きを披露したミスエルテ(右)

 「朝日杯FS・G1」(18日、阪神)

 鮮烈な走りで新馬戦-ファンタジーSを連勝。怪物フランケルの娘ミスエルテは14日、栗東CWの併せ馬で年長馬を圧倒した。36年ぶりの牝馬Vへ向けて態勢を整えた。

 前日の雨で水分を含んだチップを軽やかなフットワークではじき飛ばした。ミスエルテは朝一番の栗東CWで川田を背に併せ馬。僚馬ダノンシーザー(4歳1000万下)の後ろで折り合いをつけると、内を突いた直線では鋭い瞬発力を披露。軽く仕掛ける程度で4F52秒0-37秒5-12秒0をマーク。パートナーを瞬く間に突き放して1馬身半先着を決めた。

 1週前リハは道中で力む場面があったが、最終追い切りでは修正に成功。動きを見届けた池江師は「今週はしっかり折り合っていましたね。その分、ラストまでしっかり伸びていました。ええ、反応も良かったですよ」と満足そうな表情を浮かべた。

 新馬戦は手綱を抑えたまま楽勝。続くファンタジーSでは出遅れて最後方からの競馬になりながらも、ノーステッキで抜け出した。絶大なインパクトを残した前走を主戦の川田は振り返る。「前走でしっかり動かすことができたのは良かったですね。いい経験ができました」。キャリアを重ねるごとに着実に成長している。

 舞台は来春の桜花賞と同じ阪神外回り1600メートル。トレーナーは「距離はギリギリ」と心配するが、将来を見据える意味でクリアすべき一戦だ。鞍上は「能力差が出るコース。そういう面では心配していません。ただ7Fを使った後なので、その中でいかに我慢してくれるかでしょう」と折り合い面を最重要課題に挙げた。

 勝てば80年テンモン以来、36年ぶりの牝馬Vとなる。同じ父を持つライバルソウルスターリングが先週の阪神JFを制した。こちらも負けてはいられない。並み居る牡馬勢を蹴散らし、歴史的名牝の扉を開く。

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