15日、京都競馬場で行われた日経新春杯(GII・芝2400m)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気
アドマイヤフジ(牡4、栗東・橋田満厩舎)が、道中は中団から進み、直線半ばで外に持ち出すと、後方から迫る6番人気スウィフトカレントとの叩き合いをアタマ差制して優勝した。勝ちタイムは2分26秒3(稍重)。さらにクビ差の3着には1番人気
インティライミが入った。
勝った
アドマイヤフジは、父アドマイヤベガ、母は97年ステイヤーズS(GII)2着がありJRA・7勝を挙げた
アドマイヤラピス(その父Be My Guest)という血統。半兄に03年全日本2歳優駿(交流GI)など現5勝(うち地方2勝、障害1勝)を挙げている
アドマイヤホープ(牡5、栗東・橋田満厩舎、父フォーティナイナー)、牝系に96年日本ダービー(GI)を勝ったフサイチコンコルドがいる。
04年7月のデビュー戦(阪神・芝1600m)を快勝。その後は惜敗が続いたが、5戦目の若葉S(阪神・芝2000m)で2勝目を挙げ、皐月賞(GI)への権利を得るも皐月賞では5着に敗れる。その後は京都新聞杯(GII)3着、日本ダービー(GI)4着、セントライト記念(GII)4着、菊花賞(GI)6着と勝ちきれないレースが続いたが、前走の古都S(3歳上1600万下)で久々の勝利を挙げていた。通算成績12戦4勝(重賞1勝)。
鞍上の福永祐一騎手、管理する橋田満調教師共に同レース初制覇。福永祐一騎手はフサイチリシャールで制した05年朝日杯FS(GI)以来となるJRA重賞制覇で通算52勝目。橋田満調教師は、
アドマイヤグルーヴで制した05年阪神牝馬S(GII)以来となるJRA重賞制覇で通算39勝目となった。