C.ルメール騎手騎乗のサトノダイヤモンドが人気に応えGI連勝(撮影:下野雄規)
25日、中山競馬場で行われた有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)は、序盤は中団につけたC.ルメール騎手騎乗の1番人気サトノダイヤモンド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)が、2周目に入って3番手までポジションを上げ、直線では2番手追走から先頭に立った2番人気キタサンブラック(牡4、栗東・清水久詞厩舎)、昨年の覇者3番人気ゴールドアクター(牡5、美浦・中川公成厩舎)との三つ巴の争いの末、粘りに粘るキタサンブラックをゴール寸前で交わして優勝した。勝ちタイムは2分32秒6(良)。
キタサンブラックはクビ差の2着、ゴールドアクターはさらに1/2馬身遅れての3着で、今年の有馬記念は人気通りの結果となった。
勝ったサトノダイヤモンドは、父ディープインパクト、母マルペンサ、その父Orpenという血統。ジャパンCで圧倒的な強さを見せたキタサンブラック、昨年の覇者ゴールドアクターといった強豪古馬を見事打ち破り、菊花賞に続く2つ目のGIタイトルを獲得した。
【勝ち馬プロフィール】
◆サトノダイヤモンド(牡3)
騎手:C.ルメール
厩舎:栗東・池江泰寿
父:ディープインパクト
母:マルペンサ
母父:Orpen
馬主:里見治
生産者:ノーザンファーム
通算成績:8戦6勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2016年菊花賞(GI)
【C.ルメール騎手のコメント】
言葉にできないくらい嬉しいです。最初もいいポジジョンでしたが、スタンド前で大外だったので、キタサンブラックの隣まで上げていきました。あとはゴールまで本当に馬が頑張ってくれました。スーパーホースですね。新馬からずっと乗っている馬で勝てたのは本当に嬉しいです。
(来年は凱旋門賞挑戦という話も?と問われて)凱旋門賞欲しいです(笑)。スタミナがあって頭も良く乗りやすい馬ですからチャンスはあると思います。