04年の年度代表馬で、昨年の有馬記念(GI-8着)を最後に現役を引退したゼンノロブロイ(牡6)が20日早朝、早来町・社台スタリオン
ステーションに到着。今後は種牡馬として第2のスタートをきる。同スタリオンによれば「すでに問い合わせや申込みが多数寄せられており、上々のスタートです」と手応えを感じている様子。種付料は400万円(受胎確認後支払い=
フリーリターン特約付)と発表されている。
同馬は、父サンデーサイレンス、母が
バレリーナH(米G1)の勝ち馬
ローミンレイチェル(その父マイニング)という血統。半姉にメイトロンS、フリゼットS(共に米G1)で2着の実績馬
ダーリングマイダーリング Darling My Darling(父Deputy Minister)がいる。00年セレクトセールにおいて9000万円で取引され、02年3月にデビュー。04年には、00年テイエムオペラオー以来となる、史上2頭目の天皇賞・秋→
ジャパンC→有馬記念(すべてGI)優勝を達成し、05年8月には英インターナショナルS(英G1-2着)に挑戦するなど国内外で活躍、多くのファンを沸かせた。通算成績20戦7勝(GI・3勝、重賞5勝)。
また19日には、03年
ジャパンC、04年宝塚記念優勝馬タップダンスシチー(牡9、父プレザントタップ、母オールダンス)が、門別町・ブ
リーダーズスタリオン
ステーションに到着しており、時代を作った馬たちが相次いでスタッドインを果たしている。こちらの種付料は受胎確認後50万円、または出生確認後80万円と発表されている。