前走の新馬戦時よりも絞れて太目感がなくなっているサーベラージュ(撮影:佐々木祥恵)
京成杯(GIII・芝2000m)に出走予定の堀宣行厩舎のサーベラージュとバリングラが、12日(木)に追い切った。
■ウッドチップコースで追い切ったサーベラージュ(牡3)について、森調教助手。
「前走(新馬・1着)後、左トモに疲れがあったので放牧に出して、再入厩しました。帰厩後も順調に調整を進めていますが、前走の競馬後にあった左トモの疲れはまだ残ってはいます。
昨年の秋のデビュー時より馬っけが強くなってますし、体も気持ちも本当に良くなるのはまだ先という感じもしますが、先週も今週も追い切りでは良い動きをしていて、出走態勢は整ったと思います。デビュー時は少し余裕残しの体つきでしたので、それよりも絞れて太目感なく丁度良くなっています」
■坂路で時計を出したバリングラ(牡3)について、森調教助手。
「前走(ジュニアC・OP・6着)は初戦同様、道中もあまり集中せず追い通しでした。最後まで集中していなかったせいか、レース後の息の入りも良くて、あまり走っていないようだったので、ここを使う方向で調整をしました。
レース後も状態は大きな変化もなかったので、今日はチークピーシーズを着けて坂路で追い切りました。チークの効果もあって、動きも前回より良かったので、レースでもチークを装着します。状態は良いので、あとは競馬で気持ちが途切れずに集中して走れればと思います。前走の中山1600mは少し忙しかったので、距離が延びる今回は巻き返しが可能ではないかと思います」
(取材・写真:佐々木祥恵)