ケンタッキーオークス戦線に新星 良血ロックダウンがブサンダS快勝

2017年01月16日 11:00

 15日(日)にニューヨーク州のアケダクト競馬場で行われた、ケンタッキーオークス・ポイント指定競走のブサンダS(d8F70y)は、オッズ3.3倍の2番人気に推されていたロックダウン(牝3、父ファーストディフェンス)が快勝。混戦と言われているケンタッキーオークス戦線に、新たな惑星として浮上している。

 ロックダウンは、カリッド・アブドゥーラ殿下のジャドモントによる、ケンタッキーにおける自家生産馬。1勝馬ライジングトルネイドの5番仔で、本馬の4歳年上となる全姉に、5馬身差で制したGIパーソナルエンスンS(d9F)など生涯で5つのGIを制し、4歳時の2014年に米最優秀古牝馬のタイトルを獲得したクローズハッチスがいるという良血馬である。

 12月17日にアケダクトで行われたメイドン(d8.5F)でデビュー2戦目にして初勝利を挙げたロックダウンの、デビュー3戦目となったのがブサンダSで、1番人気に推されていたGIフリゼッタS(d8F)2着馬リビーズテイル(牝3、父ティズワンダフル)に2.1/2馬身差をつける快勝。

 次走は2月25日にアケダクトで行われるブッシャーS(d8.5F)が予定されている。

 GIBCジュヴェナイルフィリーズ(d8.5F)勝ち馬シャンパンルーム(牝3、父ブロークンバウ)、同2着馬ヴァラドーナ(牝3、父カーリン)、GIスターレットS(d8.5F)勝ち馬エイベルタスマン(牝3、父クオリティロード)、1月8日のGIIサンタイネスS(d7F)を7.1/2馬身差で快勝したユニークベラ(牝3、父タピット)らが有力視されているケンタッキーオークス戦線だが、確固たる軸馬はいないのが現状で、次走次第ではロックダウンの一気の台頭もありそうだ。

(文:合田直弘)

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