積極的に先手を取ったC.ルメール騎手騎乗のオールブラッシュがそのまま逃げ切り優勝。初重賞制覇をGIで飾った(撮影:高橋 正和)
1日、川崎競馬場で行われた第66回川崎記念(GI・4歳上・ダ2100m・1着賞金6000万円)は、好スタートからハナに立ったC.ルメール騎手騎乗の5番人気オールブラッシュ(牡5、栗東・村山明厩舎)が、そのまま最後の直線に入って後続を突き放し、後方から追い上げてきた1番人気サウンドトゥルー(セ7、美浦・高木登厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分14秒6(良)。
さらに1.1/2馬身差の3着に6番人気コスモカナディアン(牡4、美浦・金成貴史厩舎)が入った。なお、3番人気ミツバ(牡5、栗東・加用正厩舎)は4着、2番人気ケイティブレイブ(牡4、栗東・目野哲也厩舎)は5着に終わった。
勝ったオールブラッシュは、父ウォーエンブレム、母ブラッシングプリンセス、その父Crafty Prospectorという血統。1000万下、観月橋S(1600万下)に続く3連勝で見事GI制覇を成し遂げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆オールブラッシュ(牡5)
騎手:C.ルメール
厩舎:栗東・村山明
父:ウォーエンブレム
母:ブラッシングプリンセス
母父:Crafty Prospector
馬主:社台レースホース
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:20戦6勝(重賞1勝)
【C.ルメール騎手のコメント】
彼(オールブラッシュ)は逃げるのが大好きですから、ハナに立ってとてもリラックスして、直線でもいい走りをしてくれました。(1600万勝ちからの挑戦で)今日は大きなステップアップでしたが、能力のある馬ですから自信はありました。勝てて嬉しいです。