大阪杯に向けてCWで併せ馬を行ったキタサンブラック(撮影:井内利彰)
前日にトレセンニュースでも取り上げたキタサンブラック(栗東・清水久詞厩舎)。今朝8日は大阪杯(4月2日・阪神芝2000m)に向けた3週前追い切りを朝一番のCWで、いつも通り黒岩悠騎手が跨って併せ馬を行っている。
ピットボスを追いかける形でスタート。朝一番ということで、他厩舎の馬もいる混雑した時間帯だったが、自分のペースをきっちり守って走れる姿は貫禄十分。直線は内から相手を追い抜いていったが、鞍上の拳は全く動くことなく、馬が自ら加速して、最後はきっちりと先着した。
時計は6F85.4〜5F70.4〜4F55.9〜3F41.6〜1F12.7秒。数字が遅いのは当然として、動きを見ていると、今年に入って操縦性が更に向上しているように見える。まさに自由自在。休み明けのGIとなるが、この動きを見ているかぎり、現時点でも全く不安がないといった印象を受ける。
(取材・写真:井内利彰)