【フィリーズR】カラクレナイV3でいざ桜の舞台へ M.デムーロ日曜メイン6連勝

2017年03月13日 06:04

 先に抜けたレーヌミノルを追撃するカラクレナイ(中央)

 「フィリーズR・G2」(12日、阪神)

 まさに“サンデーミルコ”だ。2番人気のカラクレナイが、レースレコードでトライアル最終戦を制覇。3連勝で桜花賞(4月9日・阪神)へ歩を進める。M.デムーロは6週連続の日曜メインレース勝利となった。2着レーヌミノル、3着ゴールドケープまでが本番の優先出走権を手にしたが、2着レーヌに騎乗した浜中は直線内斜行で開催日4日間の騎乗停止となった。

 またまたミルコだ。カラクレナイが3連勝で重賞初制覇。桜への最終切符をつかんだ。

 慌てず騒がず道中は18頭立て17番手を追走。4コーナーでは横並びになった馬群の大外に進路を取った。直線は先に抜け出した1番人気レーヌミノル目掛けて鋭伸。ゴール寸前でターゲットをとらえると、最後はゴールを待たずに鞍上が首をなでるほどの余裕たっぷりのVだった。

 それでいて05年ラインクラフトの記録を0秒2更新するレースレコード。「素晴らしい馬。自信を持っていた。中団ぐらいでと思っていたけど、後ろ過ぎた。でも、直線はいい脚だったね」とM.デムーロは笑顔で振り返る。武豊の記録(98年)に並ぶ、6週連続の日曜メインジャックに「とてもうれしい」と声を弾ませた。

 開業3年目の松下師はうれしいJRA平地重賞初勝利。「パドックも落ち着いて回れたし、折り合いもついていた。気性面が良くなって、成長かなと思います」。3カ月半ぶりの実戦で見せた変化に満足そうに目を細める。鞍上の記録更新にひと役買い、「僕が止めたとなると…ねぇ…。勢いに乗れた」とホッと胸をなで下ろした。

 次は桜の舞台だ。この一戦を制した馬からは05年ラインクラフトなど、過去9頭の桜花賞馬が誕生している。M.デムーロは3連勝でデイリー杯クイーンCを制したアドマイヤミヤビに騎乗するため、本番の鞍上は未定だが、2歳女王撃破の有力候補として急浮上した。指揮官は「1F延びても対応できると思うけど、メンバーが強くなるので」と気を引き締める。まだつぼみがほころびはじめたところ。4・9の仁川で紅の大輪を咲かせてみせる。

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