5日、小倉競馬場で行われた萌黄賞(3歳500万下、芝1200m)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気タガノバスティーユ(牡3、栗東・池添兼雄厩舎)が道中は中団の後ろを追走、直線は大外を豪快に追い込み、逃げ粘る9番人気ロングフラワーを1.1/4馬身交わして優勝した。勝ちタイムは1分09秒4(良)。さらにハナ差の3着には15番人気ソニックベロシティが入った。
勝ったタガノバスティーユは、父ブライアンズタイム、母は92年フラワーC(GIII)2着のウィーンコンサート(その父サクラユタカオー)という血統。半兄にJRAで3勝したリムピッドアイズ(父フォーティナイナー)、伯母に88年札幌3歳S(GIII)3着のマツスイフトがいる。05年10月にデビューし、3戦目で初勝利。その後は葉牡丹賞(500万下)14着、さざんかS(OP)8着と精彩を欠いていたが、前々走、前走(共に3歳500万下、ダート1400m)で5、4着と復調気配を見せていた。通算成績8戦2勝。