ダービー以来のGI制覇に向けて、1週前追い切りを消化したマカヒキ(写真は2016年日本ダービー優勝時、撮影:下野雄規)
23日、友道厩舎のGI獲りを狙う2頭、今年からGIに昇格した大阪杯に出走予定のマカヒキが1週前追い切りを、桜花賞を狙うアドマイヤミヤビが2週前追い切りを行った。
マカヒキはCWコースでアドマイヤロブソンとマイフリヴァの後ろからスタート。向こう正面で少し行きたがる面を見せた。これについては「我慢が効いてしっかりまわってくることができた」(大江助手)と陣営は問題にしていない様子。ラストはマイフリヴァに1馬身先着した。
「1週前追い切りということでしっかり追い切ろうと思い、長めからしっかり負荷をかけることができました。1回使ったことで、動きもよりスムーズでした」と前走からの上積みを強調した。来週の最終追い切りではルメール騎手が騎乗予定だ。
現在3連勝中、クイーンCからGIへ挑むアドマイヤミヤビは、CWコースでアドマイヤキズナ、サラトガスピリットによる3頭で桜花賞の2週前追い切りを行った。直線でアドマイヤキズナが遅れをとり、サラトガスピリットとの併せ馬になったが、ゴールではアタマ差で先着している。
「調教駆けする馬との併せ馬でしたが、いい動きでしたね。追ってからの反応が少しだけ鈍い馬なので、そういう馬と併せたことでいい負荷をかけられました。この1本でガラッと変わってくるのでは?と思っています」(大江助手)
(取材・文:花岡貴子)