12日、京都競馬場で行われた6R・3歳新馬(芝1600m)は、幸英明騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝160円)プリムローズヒル(牝3、栗東・松元省一厩舎)が2番手追走から直線は後続を突き放し、3番人気ケンエンデバーに3.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分35秒9(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には4番人気マーブルワンダーが入った。
勝ったプリムローズヒルは、父サンデーサイレンス、母フサイチワールド(その父ラストタイクーン)という血統。従姉に05年全日本2歳優駿(交流GI)を制したグレイスティアラ(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)、従兄に02年東海S(GII)2着のワンモアマイライン(牡8、美浦・佐藤吉勝厩舎)、伯母に00年4歳牝馬特別(GII)3着のフサイチユーキャン、祖母には85年桜花賞(GI)2着のロイヤルコスマーがいる。
小倉4R・3歳新馬(芝2000m)は、川田将雅騎手騎乗の1番人気オリオンオンサイト(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)がスタート直後からハナを奪い、直線に入って二の脚を伸ばすと、追いすがる9番人気マストビートゥルーを1/2馬身差抑えて優勝した。勝ちタイムは2分07秒3(良)。さらに2馬身差の3着には4番人気センターファルコーが入った。
勝ったオリオンオンサイトは父グラスワンダー、母シルクベルベット(その父モガミ)という血統。牝系に82年天皇賞・秋を制したメジロティターン(父メジロアサマ)、半兄にJRA現3勝のシルクディレクター(牡5、栗東・大久保正陽厩舎、父マヤノトップガン)がいる。