12日、阪神競馬場で行われた6R・新馬戦(牝・芝1600m)は、金折知則騎手騎乗の3番人気イナズマイージス(牝3、栗東・松元茂樹厩舎)が中団追走から抜け出し、4番人気トーホウシャインに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分39秒0(稍重)。さらに1.1/2馬身差の3着には2番人気のモモノカオリが入った。圧倒的1番人気(単勝180円)に支持されたキタサンラベンダーは16着に敗れた。
勝ったイナズマイージスは、父コマンダーインチーフ、母は92年阪神3歳牝馬S(GI)を制したスエヒロジョウオー(その父トウショウペガサス)という血統。全兄に99年鳴尾記念(GII)を制するなど重賞2勝のスエヒロコマンダー(父コマンダーインチーフ)がいる。
中山5R・3歳新馬(芝1800m)は、後藤浩輝騎手騎乗の5番人気ウエスタンミリオン(牝3、美浦・斎藤宏厩舎)が先団追走から直線入り口で先頭に並びかけると、追いすがる3番人気タイキレーザーに1.1/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分53秒6(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には8番人気モーニングラヴが入り、1番人気ジョウノエリザベスは14着に敗れた。
勝ったウエスタンミリオンは、父マヤノトップガン、母ビューティシラオキ(その父イルドブルボン)という血統。JRA現3歳世代のマヤノトップガン産駒は、1月の3歳未勝利を制したマンノレーシングに続く6頭目の勝ち上がりとなった。