連勝中のキセキ、追い切りではジョッキーとしっかりコンタクトが取れていた様子(撮影:井内利彰)
春シーズンはアルアインの勝った毎日杯で3着だったキセキ(栗東・角居勝彦厩舎)、その後は放牧を挟んで、500万下、1000万下と連勝。今朝13日は次走予定の神戸新聞杯(9月24日・阪神芝2400m)に向けた1週前追い切りを行っている。
前走手綱を握ったM.デムーロ騎手が跨っての調教。角馬場からEコース脇を通って、Dコースの芝馬場で単走の追い切り。その移動中、馬のテンションが高くなっていたが、ジョッキーが首差しやトモを愛撫しながらコンタクトをとる。そんな効果もあって、馬場へ入場しても行きたがるようなところはない。
適度に水分を含んで走りやすい馬場状態だったこともあり、5F標識を過ぎたあたりからスピードに乗っていく。最後は軽く流すような形だったが、躍動感のある走りは素晴らしい。
時計は6F78.5〜5F63.7〜4F50.4〜3F37.4〜1F13.2秒。芝馬場なので、数字としてはこんなものだが、最後の直線でしっかりやっていれば、もっと速い時計が出たとも推測できる。ただ時計よりもジョッキーと馬のコンタクトがしっかりとれて走れていたことが大きな意味を持ちそう。この走りなら、初めての2400mも難なくこなしてくれるだろう。
(取材・写真:井内利彰)