父はディープ、母は仏GI馬のリバーブレーションがデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2017年10月02日 18:00

 先週は注目のグローリーヴェイズがデビュー、非常に強い内容で新馬勝ちを飾ったが、今週も未来の活躍馬となりそうな馬がデビューを予定している。

キャンディケイン(牝、父ハーツクライ、母スナッチド、美浦・鹿戸雄一厩舎)

 異父姉に通算5勝、京都牝馬S3着のスナッチマインドがいる。7月にゲート試験を受けてからはノーザンファーム天栄で乗り込み、9月15日に再入厩。27日の追い切りはウッドチップコースで古馬のダイワドレッサーを追走して同入した。

「古馬と併せても楽に動けているし、雰囲気はいい。最初に入厩したときは少し興奮するようなところを見せていたけど、だいぶ落ち着きが出てきた。素直で引っ掛かるようなこともないし、初戦から力は出せると思う」と鹿戸雄一調教師。10月7日、東京の芝1400mをC・ルメール騎手で予定している。

コズミックフォース(牡、父キングカメハメハ、母ミクロコスモス、美浦・国枝栄厩舎)

 ネオユニヴァース産駒の母は4勝。阪神JF3着、秋華賞5着などGIでも健闘した。異父兄に現2勝のアンティノウスがいる。こちらも6月にゲート試験を受けてからはノーザンファーム天栄で乗り込み、9月13日に再入厩した。

「1週前の追い切りがチグハグになったし、もう少しピリッとしてきてもらいたい。まだ変わってくると思うけど、そのあたりがどうかだろうね」と国枝栄調教師。10月8日、東京の芝2000mを予定している。

シルフィウム(牡、父キンシャサノキセキ、母ナイキフェイバー、美浦・手塚貴久厩舎)

 米国産の母は短距離線で3勝。異父兄にオープン勝ち(ジュニアC)のナイトバナレット、異父姉に現3勝のアルジャンテがいる。「キンシャサノキセキの仔にしては少しズブさを見せているし、1600mから使っていくことにした。本当に良くなるのは先だろうけど、血統的にも気持ちが乗れば変わってくると思う」と手塚貴久調教師。10月9日、東京の芝1600mを石橋脩騎手で予定している。

リバーブレーション(牡、父ディープインパクト、母パイタ、美浦・菊沢隆徳厩舎)

 母はフランスの2歳GIクリテリウムドサンクルー(芝2000m)を勝っており、その他に仏GIディアヌ賞3着、仏GIヴェルメイユ賞3着などの実績を残した。異父姉に仏GIヴェルメイユ賞2着のPirikaがいる。5月にゲート試験を受け、その後は山元トレセンで成長を促した。8月12日に再入厩しており、じっくりと時間をかけて乗り込んだ。

「まだまだ体形的にも成長の余地があるけど、徐々にディープインパクト産駒らしい瞬発力が出てきた感じ。広いコースが良さそうだし、適性などは決めつけずに競馬を覚えさせていきたい。初戦からとなると何とも言えないけど、少しずつ良くなっているし、先々は走ってくると思う」と菊沢隆徳調教師。10月8日、東京の芝2000mを横山典弘騎手で予定している。

(取材・文:竹之内元)

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