スピードを抑えても折り合いを欠くような仕草を見せなかったデルニエオール(撮影:井内利彰)
阪神芝1400mのデビュー戦を快勝した
デルニエオール(栗東・池江泰寿厩舎)。
オルフェーヴルの全妹ということで注目を集めているが、前走後は一旦放牧に出されており、11月3日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩している。
次走は白菊賞(11月26日・京都芝1600m)を予定しており、今朝9日はレースに向けた2週前追い切りを朝一番のCWコースで行っている。
テネイシャスとの併せ馬だったが、1馬身ほど先行して6F標識を通過。その後はほぼ馬体を併せるような感じだったが、ラップが速くなりすぎないように意識して
スピードを抑えていた。だからといって、折り合いを欠いているような仕草にも見えない。
最後の直線も楽な手応えで僅かに前へ出たままでゴール。時計は6F83.5〜5F68.2〜4F53.6〜3F38.7〜1F12.3秒。終いはしっかりした動きだったし、レースを一度経験しての成長が見られる動きだったと評価してよいだろう。なお、レースでの鞍上は松山弘平騎手が予定されている。
(取材・写真:井内利彰)