ジャパンCに向けて1週前追い切りを行ったキタサンブラック(撮影:井内利彰)
前走天皇賞・秋では宝塚記念9着惨敗を払拭して、クビ差の勝利をモノにした
キタサンブラック(栗東・清水久詞厩舎)。不良馬場を走った疲労が気になるところだが、レース翌週からCWコースでのキャンターを開始しており、普段のレース後となんら変わりない感じ。
今朝15日は
ジャパンC(11月26日・東京芝2400m)に向けた1週前追い切り。朝一番のCWで黒岩悠騎手が跨っての併せ馬だったが、その相手は
クレバーバードと
ブラックマイスター。この2頭が先行して、それをゆっくりと見ていく形。
ゆったり走っているように見えて、ラップは意外と速め。それでも楽に走っているように見えるのはこの馬の性能だろう。4コーナーは大外から前に迫っていく形。鞍上の手綱は全く動いていないが、脚力が違うという感じで交わしていく。
もちろんゴールは最先着で、時計は6F81.1〜5F65.7〜4F51.1〜3F36.9〜1F12.3秒。この馬としては数字的に強調するほどではないが、これだけしっかりと時計を出せるということが前走後の疲労が少ない証拠。ある程度乗り込んで前走の休み明けを使っているだけに、特に大きな上積みは感じないが、とにかく順調といった感じ。
(取材・写真:井内利彰)