エネイブルは年度代表馬と最優秀3歳牝馬に輝いた(撮影:高橋正和)
14日、ヨーロッパにおける年度代表表彰であるカルティエ賞が発表され、エネイブル(牝3、英・J.ゴスデン厩舎)が年度代表馬に輝いた。
2歳部門では牡牝ともにA.オブライエン厩舎の管理馬が受賞し、3歳では牡牝ともにJ.ゴスデン厩舎の2頭が受賞した。
最優秀2歳牡馬:ユーエスネイヴィーフラッグ(愛・A.オブライエン厩舎)
初勝利まで5戦を要したが、デューハーストSなど英GIを2勝したウォーフロント産駒。今年だけで米遠征を含む11戦に出走。
最優秀2歳牝馬:ハッピリー(愛・A.オブライエン厩舎)
ジャンリュックラガルデール賞など愛仏でGIを2勝のガリレオ産駒。クールモアグループの所有でユーエスネイヴィーフラッグとは同厩舎・同馬主。
最優秀3歳牡馬:クラックスマン(英・J.ゴスデン厩舎)
フランケルの初年度産駒。英愛ダービーで3,2着するなど惜しい競馬が続いていたが、連勝して臨んだ英チャンピオンSで古馬を倒し念願のGI初制覇。
最優秀3歳牝馬:エネイブル(英・J.ゴスデン厩舎)
圧勝に次ぐ圧勝で凱旋門賞、キングジョージを含むGI・5連勝。キングジョージ優勝馬ナサニエルの初年度産駒で親仔制覇も達成。
最優秀スプリンター:ハリーエンジェル(3歳、英・C.コックス厩舎)
3歳ながら古馬を相手にジュライCなど6ハロンの英GIを2勝。ダークエンジェルの産駒。
最優秀ステイヤー:オーダーオブセントジョージ(5歳、愛・A.オブライエン厩舎)
GI・愛セントレジャーを9馬身差独走で同レース2勝目、3年連続で連対した。凱旋門賞は4着。2年連続の同賞受賞。
最優秀古馬:ユリシーズ(4歳、英・M.スタウト厩舎)
英インターナショナルSなどGIを2勝。凱旋門賞は3着。キングジョージでもエネイブルの2着と年間を通して安定した成績を残した。ラストランと予定されていたブリーダーズCターフは故障で回避した。
年度代表馬:エネイブル
※最優秀3歳牝馬も受賞