9日、金沢競馬場で行われたスプリングC(4歳上、ダート1900m、1着賞金210万円)は、吉原寛人騎手騎乗の1番人気ケンゴウザン(牡7、金沢・松原正文厩舎)がスタート直後からハナに立ち、道中は後続を7馬身ほど引き離した大逃げを打つと、直線に入っても他馬を寄せ付けず、4番人気サンワードベッカムに3馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分04秒2(重)。さらに3馬身差の3着には2番人気タフネスゴールドが入った。
勝ったケンゴウザンは、父パークリージェント、母ドリームファミリー(その父バンブーアトラス)という血統。伯父に91年神戸新聞杯(GII)3着のヤマトスフィンクスがいる。02年3月に美浦・境征勝厩舎からデビュー。JRAで4勝を挙げた後、05年6月に金沢・松原正文厩舎に移籍。前々走の重賞マーチC(笠松・ダート1900m)、前走のダイヤモンド特別(金沢・ダート1900m)に続く3連勝となった。通算成績49戦13勝(うち地方重賞3勝・JRA34戦4勝)。