12日、大井競馬場で行われたマイルグランプリ(4歳上、南関東G2・ダート1600m、1着賞金3500万円)は、内田博幸騎手騎乗の1番人気アジュディミツオー(牡5、船橋・川島正行厩舎)がスタートで後手を踏んだものの徐々に好位へ進出し、直線入り口で先頭に立って一気に後続を突き放し圧勝した。勝ちタイムは1分37秒2(不良)のレコードタイム。5馬身差の2着には13番人気
コアレスタイム、さらに1馬身差の3着には2番人気ナイキアディライトが入った。
勝ったアジュディミツオーは、父アジュディケーティング、母オリミツキネン(その父ジャッジアンジェルーチ)という血統。03年9月のデビュー戦(船橋・ダート1000m)を勝利で飾り、04年東京ダービー(南関東G1)で、01年トーシンブリザード以来となる史上2頭目の無敗(4連勝)制覇を決めた。同年12月の東京大賞典で交流GI初制覇を飾った。昨年は、ドバイワールドC(首G1)に地方所属馬として初の参戦(6着)を果たし、暮れの東京大賞典で同レース史上初の連覇を達成。NAR
グランプリ2005の年度代表馬に選出された。前々走の川崎記念で交流GI・3勝目、前走のフェブラリーS(GI)は7着に敗れていた。通算成績17戦8勝(交流GI・3勝)。
また、それまでの大井1600mのレコードタイムは、79年8月3日にカツ
スイセーが記録した1分37秒5。27年間破られなかった記録を0.3秒更新した。