一度レースを経験して、よりパワーアップした印象があるツヅミモン(撮影:井内利彰)
中山芝1600mのデビュー戦を勝った
ストロングリターン産駒の
ツヅミモン(栗東・藤岡健一厩舎)。次走はシンザン記念(1月8日・京都芝1600m)を予定しており、今朝27日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
角馬場で体をほぐした後、坂路馬場へ移動して、
グレンマクナスとの併せ馬。2馬身ほど先行する形でスタートして、相手が追いかけてくる態勢だったが、重心の低いフットワークで実に安定した走り。
残り2Fの標識を過ぎたところでラップが速くなり、相手も後ろから差を詰めてくるが、こちらも楽な手応えでペースアップ。あとはゴールへ向けてぐんぐん加速するラップとなったが、脚色は全く衰えることなく、先着でゴールした。
時計は4F54.1〜3F39.2〜2F25.1〜1F12.2秒。全体の数字は遅いが、閉場直前の時間帯で他馬がふらつきながら4F目13秒台要する馬場でこの数字は立派。デビュー前の追い切りから目立った動きを見せていたが、一度レースを経験して、より
パワーアップした印象を受ける。
なお、鞍上は秋山真一郎騎手が予定されている。
(取材・文:井内利彰)