【京成杯】ジェネラーレウーノ完封 3連勝で皐月賞へ直行

2018年01月15日 09:00

 後続を振り切ったジェネラーレウーノ(左端)

 「京成杯・G3」(14日、中山)

 1000メートル通過59秒7のハイペースを追走しても、ジェネラーレウーノの手応えはたっぷりと残っていた。坂上で先頭に立つと、外から懸命に追い込んだ2着馬を完封。最後は手綱を押さえ加減で半馬身振り切った。昨年のコマノインパルスに続く連覇を決めた田辺は「1頭になると遊ぶ馬だから心配していたが、良かったですね」と1番人気に応え、満足げな表情を見せた。

 時として集中し切れない弱点を、1週前追いから着用したチークピーシーズが補った。「ケイコはあんまりだったが、レースで効いた。100%信じ切れないが…次?怖くて外せません」と矢野師。なぜか松葉づえ姿だ。

 最終追い切り翌日の11日、調教中の事故で右足首を骨折したという。「これが厄払いだって、あいつら(スタッフ)に言ったんだ」。身を切る“験担ぎ”が最上の結果に結びついた。

 ほどなく放牧を挟み、皐月賞(4月15日・中山)直行プランで調整される。鞍上が「まだこの馬の本気が分からない」と言えば、師も「きょうは走り切ったって?まあ、7〜8割くらいは。最後もしっかり伸びたが、まだもう少し切れる。切れてもらいたい」と期待を込める。クラシック開幕まで3カ月。本番と同じ舞台でタイトルを手にした素質馬が、しばしの休息を経て再び頂点を目指す。

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