京都記念に向けて1週前追い切りを行ったディアドラ(撮影:井内利彰)
エリザベス女王杯12着後は一旦放牧へ出されているが、年末には栗東へ帰厩し、1月3日から坂路馬場でキャンターを開始しているディアドラ(栗東・橋田満厩舎)。普段の仕草などからは、前走のダメージというよりも4歳になってもボリュームアップを感じるくらい。
ここまで坂路で順調に追い切りを進めているが、次走予定の京都記念(2月11日・京都芝2200m)に向けて、1週前追い切りはCWコースで行っている。
朝一番、福永祐一騎手が跨って、3頭併せを最後方から追走。スズカテイオー、スズカディープという隊列を追いかけて、5F標識あたりからラップが速まっていく流れとなった。だからといって追走に手間取ることもなく、最後の直線ではしっかりと射程に入れる位置。そして、直線半ばでは楽に追いつくような感じ。
最後追い出されると、きっちり先着してゴール。時計は6F81.3〜5F65.3〜4F50.9〜3F37.6〜1F11.8秒と数字は速い。個人的には、動きにもう少し素軽さが出てくればと思うが、この時季を考えれば上々といったところだろう。
(取材・文:井内利彰)