共同通信杯に向けて1週前追い切りを行ったグレイル(写真左奥・撮影:井内利彰)
前走京都2歳Sを制した後は、すぐに共同通信杯(2月11日・東京芝1800m)へ向かうことを発表したグレイル(栗東・野中賢二厩舎)。ここまで至って順調という感じで、追い切りを消化してきており、今朝31日はレースに向けた1週前追い切りをCWコースで行っている。
1回目のハローが終了したCWコースへ入場。武豊騎手が跨って、ノースウッドとの併せ馬だったが、開門直後を狙った他厩舎の馬も多く、馬で混雑した時間帯だった。そんなこともあり、向正面でも他厩舎の併せ馬が視界に入るような馬群。しかし、そんなことはお構いなしに自分のペースでラップを踏み続けた。
1Fごとにラップが速くなっていったが、楽々と追走。最後の直線でもあっさりと前に追いついて、仕掛けられてから一瞬で相手を突き放した。その時も手応えは楽で、追えばどこまでの伸びていきそうな走りっぷり。
その時計は6F80.1〜5F65.4〜4F50.9〜3F37.0〜1F12.3秒。全体、終いともに申し分ない数字。2歳時よりも確実にパワーアップしている印象があるだけに、初めての東京競馬場や距離短縮など課題の多い一戦だが、不安よりも楽しみしかないくらい。
(取材・文:井内利彰)