JRA平地重賞に7年5カ月ぶりの参戦となる井上敏樹騎手(今年3月撮影、ユーザー提供:ま?さん)
デビュー12年目の井上敏樹騎手が、しらさぎステークス(3歳上・GIII・芝1600m)のコレペティトール(セ5、栗東・中竹和也厩舎)でJRA平地重賞に7年5カ月ぶりに参戦する。
井上騎手は94年12月5日生まれ、埼玉県出身の30歳。14年に美浦・本間忍厩舎からデビュー。同期には石川裕紀人騎手や松若風馬騎手、小崎綾也騎手がいる。JRA通算2355戦68勝。デビュー2年目から23勝、14勝、13勝と3年連続で2桁勝利を挙げたが、その後は低迷。そこで23年から障害に参戦。24年の4月21日の福島4R・障害未勝利をパワータイショウで制し、3年11カ月ぶりの白星を手にしている。
しらさぎSのパートナーは初騎乗となるコレペティトールだ。24年の京都金杯の勝ち馬。その後は8戦連続で掲示板外だが、マイル戦では常にそれなりの脚を使えている。さすがに勝ち負けまでは厳しいかもしれないが、前崩れの展開なら見せ場はつくれていい。
井上騎手は先週の東京ジャンプSにスヴァルナで参戦。11番人気の低評価を覆して3着に健闘し、穴党を喜ばせた。JRAの平地重賞参戦は18年の愛知杯のコパノマリーン(競走中止)以来、実に7年5カ月ぶりで5回目。大舞台で2週連続の激走を見せてアピールとなるか、その手綱捌きに要注目したい。