30日、京都競馬場で行われたあやめ賞(3歳500万下、芝1200m)は、福永祐一騎手騎乗の2番人気マルカシリウス(牡3、栗東・瀬戸口勉厩舎)が先手を奪うと、直線大外を追い込んだ圧倒的1番人気(単勝180円)タガノアルサルディの猛追を3/4馬身凌いで優勝した。勝ちタイムは1分09秒0(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には7番人気フローネが入った。
勝ったマルカシリウスは、父フジキセキ、母は99年4歳牝馬特別(GII)3着のフォルナリーナ(その父Capote)という血統。伯母に93年スピナウェイS、メイトロンS(共に米G1)を制したストラテジックマヌーバー Strategic Maneuver、近親に05年デイリー杯2歳S(GII)2着のダイアモンドヘッド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)がいる。05年10月のデビュー戦を制したが、その後は苦戦が続き、前走の06年れんげ賞(500万下)でも6着に敗れていた。通算成績7戦2勝。