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【チャンピオンズC】「ずっと気にかけていた」サンライズジパングと”再タッグ” 平井助手が大舞台へ思い語る

2025年12月05日 06:30

平井裕介調教助手とサンライズジパング(カメラ・高橋 由二)

◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)

 第26回チャンピオンズC・G1の出走馬と枠順が4日、決まった。フェブラリーS2着のサンライズジパングは、転厩により11月から平井裕介助手が再び担当。また巡ってきた大舞台への思いを聞いた。

 忘れ物を取りにいく。栗東・音無秀孝厩舎から23年6月にデビューしたサンライズジパングは、今年2月の定年解散後、新谷厩舎を経て11月から前川厩舎に転厩となり、音無厩舎時代に手がけた平井助手が再び担当している。転厩の話が決まると、すぐさま放牧先のチャンピオンヒルズ(滋賀県大津市)に向かった。「ずっと気にかけていました。どういう状況、状態なのかをすごく心配していたので」。手が離れても、片時も忘れることはなかった。

 第一印象は背の高い馬。現在は体高170センチを超えるトレセン有数の長身馬も、音無厩舎の入厩初日は慣れない環境に戸惑っていたという。「乗ろうと思ったら走り出すような。結局その日は乗れずに引っ張って帰りました」と苦笑いで振り返るが、当初から光る素質を感じ取っていた。「心肺機能、身体能力が高い。少なくとも重賞を勝つ馬だと思っていました」。その才能を大切に磨き、24年の不来方賞でタイトルホースへと導いた。

 活躍馬を多数手掛けた。なかでもマイルG1・2勝を挙げ、種牡馬としてもJRA重賞13勝を数えるミッキーアイルは、ホースマンとしての礎となった。トレセン2年目で出会い、現在も毎年会いに行っている。「すごく走るのが好きな馬でしたね。人間がごちゃごちゃ操作するよりも、気分よく走らせてあげた方がいいと教えてもらいました」。ジパングに対しても、頭ごなしに叱りつけることはしない。「ダメなことはダメと言いますが、楽しんで走ってもらいたいというのが一番なので」。どうしたら自信を持って走ってくれるか。日々、考えながら愛馬と向き合ってきた。

 音無厩舎での最後のレースとなったフェブラリーSは2着に惜敗。「G1馬にしてバトンタッチしたいというのは心にありました」。悔しさを胸に抱えたまま、一度は別れることとなった。再び巡ってきたチャンス。「結果を残すことが一番だと思うので、そういう気持ちを持ってやっていきたい」。止まっていた時計の針が、再び動き出す。(山本 理貴)

 ◆平井 裕介(ひらい・ゆうすけ)1982年4月25日、滋賀県生まれ。43歳。スポーツ新聞の記事がきっかけで競馬に興味を持ち、高校卒業後に北海道・高村牧場に就職。5年間、競走馬の生産と育成に携わる。25歳でJRA競馬学校を卒業後、約4年間ヘルパーとして働き、13年5月から栗東・音無秀孝厩舎に所属。同厩舎の定年解散に伴い、25年3月から新規開業した栗東・前川恭子厩舎へ。趣味は料理、高校野球観戦。

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