天皇賞・春、ディープインパクトがレコードV

2006年04月30日 15:40

 30日、京都競馬場で行われた天皇賞・春(GI、芝3200m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝110円)ディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)がスタートで後手を踏み道中は後方2番手を追走。向正面から徐々に進出を開始し4角で先頭に立つと、直線は後続を突き放し、2番人気リンカーンに3.1/2馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは3分13秒4(良)で、97年にマヤノトップガンが記録した従来のレコードを1秒更新した。さらに5馬身差の3着には後方から追い込んだ8番人気ストラタジェムが入った。

 勝ったディープインパクトは、父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア(その父Alzao)という血統。全兄に04年スプリングS(GII)を制したブラックタイド(牡5、栗東・池江泰郎厩舎)、全弟に05年東京スポーツ杯2歳S(GIII)3着のオンファイア(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)がいる。02年セレクトセールにて7000万円で落札されていた。デビューから7連勝で05年クラシック三冠を制覇。有馬記念(GI)ではハーツクライに初の敗北を喫したものの、今年初戦となる前走の阪神大賞典(GII)を完勝していた。通算成績10戦9勝(うちGI・4勝、重賞7勝)。

 鞍上の武豊騎手は天皇賞・春6勝目。アドマイヤメインで制した青葉賞(GII)に続く2日連続の重賞制覇で、今年のJRA重賞9勝目(通算226勝目)。管理する池江泰郎調教師は、メジロマックイーンで91、92年と連覇して以来の天皇賞・春3勝目。グレイトジャーニーで制したダービー卿CT(GIII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では55勝目となった。

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