フェブラリーSに向けて1週前追い切りを行ったロンドンタウン(写真奥・撮影:井内利彰)
エルムS、コリアCと連勝した後、チャンピオンズCは15着と大敗した
ロンドンタウン(栗東・牧田和弥厩舎)。前走東京大賞典も着差的には完敗だが、復調気配を感じるレースぶりだった。今回はフェブラリーS(2月18日・東京ダート1600m)に向けて調整中。今朝7日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
岩田康誠騎手が跨って、Cコースで
ラハトケレブとの併せ馬。6F標識から3馬身ほど追走する形でスタート。その差を少しずつ詰めながら、最後の直線は内から追い上げていく。追われて、しっかり前に出たと思ったところを余力十分だった相手にまた交わされる内容。この動きを見ると今ひとつだが、ゴール直前ではもう一度伸び返して、同入まで持ち込んでいる。
時計は6F81.2〜5F66.2〜4F51.9〜3F38.3〜1F12.4秒。数字的にはこの馬としてはいつもと変わらない。ただ、併せ馬でしっかり負荷をかけることができた点は近走着順を一変させる要素としては十分。きっちり追い切り本数をこなしているし、そろそろ本来の
スピード能力を発揮できる状態に戻ってきたのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)