しっかりと折り合い2馬身先着したジャンダルム(青帽の馬、撮影:井内利彰)
新馬、デイリー杯2歳Sと連勝して、ホープフルSは2着だった
ジャンダルム(栗東・池江泰寿厩舎)。前走後は一旦放牧に出されており、2月3日に大山ヒルズから栗東へ帰厩。今朝16日は次走予定の弥生賞(3月4日・中山芝2000m)に向けた2週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した時間帯のCWコースに水口優也騎手が跨って入場。前に
ユイフィーユ、後ろに
サトノシャークという3頭の隊列で進めていくが、先頭が口を割るようなシーンがあり、そこで一気に馬群が凝縮する。
ここで
ジャンダルムが折り合いを欠くのではないかと心配したが、意外とスムーズにやりすごして、再び3頭併せの真ん中で追走。最後の直線は3頭の真ん中に入る形だったが、ラスト1F標識手前では
サトノシャークが追いつくことができずに
ユイフィーユと併せる形となる。
そこから仕掛けられるときっちりと反応して、スッと2馬身前に出た。そのまま先着してゴールし、最後まで脚色には余裕があった。時計は6F81.9〜5F67.4〜4F52.0〜3F37.8〜1F12.0秒と速い時計でしっかり負荷をかけられており、休み明けでも順調に仕上がっている印象。1周半の追い切りでも折り合いを欠くようなところはないし、前走と同じ舞台なら距離を心配することもないだろう。
(取材・文:井内利彰)