5日、船橋競馬場で行われたかしわ記念(4歳上、交流GI・ダート1600m、1着賞金6000万円)は、内田博幸騎手騎乗の1番人気アジュディミツオー(牡5、船橋・川島正行厩舎)が好スタートから終始先頭をキープ、4角で徐々に迫る2番人気
ブルーコンコルドを振りきり、1.1/2馬身差をつけたまま優勝した。勝ちタイムは1分38秒6(良)。さらに2馬身差の3着には3番人気
サカラートが入った。
勝ったアジュディミツオーは、父アジュディケーティング、母オリミツキネン(その父ジャッジアンジェルーチ)という血統。03年9月のデビュー戦(船橋・ダート1000m)を勝利で飾り、04年東京ダービー(南関東G1)で、01年トーシンブリザード以来となる史上2頭目の無敗(4連勝)制覇を決めた。同年12月の東京大賞典で交流GI初制覇を飾った。昨年は、ドバイワールドC(首G1)に地方所属馬として初の参戦(6着)を果たし、暮れの東京大賞典で同レース史上初の連覇を達成。NAR
グランプリ2005の年度代表馬に選出された。今年初戦の川崎記念で交流GI・3勝目、前々走のフェブラリーS(GI)は7着に敗れていたが、前走のマイルグランプリ(南関東G2)では27年ぶりのレコード勝ちを収めていた。通算成績18戦9勝(交流GI・4勝)。
鞍上の内田博幸騎手は、昨年の
ストロングブラッドに続き同レース連覇を達成。管理する川島正行調教師は同レース初勝利、交流GIは今年の川崎記念以来で、通算5勝目となった。