7日、東京競馬場で行われたNHKマイルC(3歳、GI・芝1600m)は、武豊騎手騎乗の3番人気
ロジック(牡3、栗東・橋口弘次郎厩舎)が道中中団追走から直線は内を突き、先に抜け出した9番人気
ファイングレインとの競り合いをゴール前クビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分33秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には6番人気
キンシャサノキセキが入った。なお、1番人気に支持されたフサイチリシャールは6着に敗れた。
勝った
ロジックは、父アグネスタキオン、母はJRA・4勝の
エイプリルドラマ(その父サクラユタカオー)という血統。04年北海道市場セレクションセール1歳にて2950万円で落札されていた。05年のデビュー戦で勝利を挙げると、その後は常に3着以内に入る堅実なレースぶり。重賞初挑戦となった06年シンザン記念(GIII)で3着、続くアーリントンC(GIII)は2着、前走のニュージーランドT(GII)では3着だった。重賞初勝利がGI制覇となった。通算成績8戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の武豊騎手は、01年クロフネ以来の勝利でNHKマイルC・3勝目。先週の天皇賞・春に続く3週連続のJRA重賞制覇で、今年10勝目(通算227勝目)。管理する橋口弘次郎調教師はNHKマイルC初勝利。
ヴィータローザで制した中山金杯(GIII)以来、今年のJRA重賞2勝目で、通算では62勝目。なお、現3歳世代が初年度産駒となるアグネスタキオンは初のGI制覇となった。