休み明けでもしっかりと負荷をかけて仕上げているシュヴァルグラン(写真手前、撮影:井内利彰)
大阪杯(4月1日・阪神芝2000m)の出走を予定している
シュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎)。芝2000mへの出走は3歳時に500万下を走った時(2着)以来となるが、それに対応すべく、休み明けでもしっかりと負荷をかけて仕上げている今回。
今朝14日はレースに向けた2週前追い切りをCWコースで行っている。
ピボットポイントに先行する形だったが、前半はそこそこ落ち着いたラップ。4コーナー手前からラップを速めて、それに相手もついてくるような形だった。
最後の直線で馬体を並べると、一瞬は相手に追い抜かれたが、ゴール前では再び前に出て差し返し。ゴールではほぼ同入か少し前へ出るような形で、時計は6F82.5〜5F67.5〜4F53.0〜3F38.4〜1F12.6秒。数字的には少し遅いが「この時間帯はどの場所も走りにくい状態でしたね」と大江祐輔調教助手。確かに同じ時間帯に
ヤマカツライデン(栗東・池添兼雄厩舎)が追い切って、6F79.1秒だったことを考えれば、朝一番よりは時計を要する馬場だった。
まだレースまで2回の追い切りをこなせること、春の大目標は天皇賞・春(4月29日・京都芝3200m)ということを考えれば、十分すぎるくらいに動いている。来週以降、もっと素軽さが出てくれば、久しぶりの距離でも楽しみな存在になってくるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)