昨年は46頭を売却して、売り上げ総額8575万5000円の市場レコードを記録した「九州トレーニングセール」が8日、JRA宮崎競馬場で行われた。
今年は牡馬8頭、牝馬25頭の計33頭が上場され、このうち牡馬6頭、牝馬14頭の計20頭が売却された。売却率は60.6%で、売り上げ総額は4190万円。最高価格はラスト1Fを12.61秒で駆けた上場番号5番「ネクストムービー04(牡2)」で830万円。父フジキセキ、叔父には93年中山記念(GII)など重賞4勝のムービースターがいる血統で、宮崎県の加藤興一さんが落札した。
昨年の同市場を支えた韓国購買団は、KRA韓国馬事会が昨年並みの4頭(総額605万円)を購買したが、果川(カチョン)馬主クラブの不在が響いて、売却頭数、売却総額を大きく落とす要因になってしまった。(価格は全て税別)