17日にアーカンソー州のオークローンパークで行われたG2レベルS(d8.5F)は、2番人気のマグナムムーン(牡3、父マリブムーン)が後続に3.1/2馬身差をつける快勝。デビューから無敗の3連勝で重賞初制覇を果たすとともに、ケンタッキーダービー戦線に急浮上している。
東海岸のトップトレーナー、トッド・プレッチャーが管理するマグナムムーンは、1月13日にガルフストリームパークのメイドン(d6F)でデビューし、ここを4.1/2馬身差で制して緒戦勝ち。続いて2月15日にタンパベイダウンズで行われた条件戦(d8F40y)に駒を進め、ここも2馬身差で勝利を収めていた。
レベルSを制したことでダービーポイント50点を獲得し、ケンタッキーダービー出走をほぼ確実にしたマグナムムーンの次走は、4月14日にオークローンパークで行われるG1アーカンソーダービー(d9F)の予定。
今週末(25日)にサンランドパークで行われるケンタッキーダービーポイント指定競走のG3サンランドダービー(d9F)には、ここまで2戦2勝で来ているボブ・バファート厩舎のジャスティファイ(牡3、父スキャットダディ)が出走を予定している。本番まであと1か月半となっているケンタッキーダービー戦線だが、新興勢力の台頭にまだ、一波乱も二波乱もありそうな様相である。
(文:合田直弘)