まだまだ底を見せていない伸びしろは魅力なフィニフティ(撮影:井内利彰)
新馬戦を勝って、クイーンC2着から桜花賞(4月8日・阪神芝1600m)を予定している
フィニフティ(栗東・藤原英昭厩舎)。特別登録の段階では抽選対象(3分の2)となっているが、今朝29日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースに福永祐一騎手が跨って入場。
ダノンサンシャインを追走する内容だったが、6F標識地点で前との差は1秒半くらい。その差を少しずつ詰めていくようにラップを速めていき、最後の直線では内から前を射程圏に入れた。
並びかけるまで、そして並びかけてからの反応も良く、きっちりと先着してゴール。時計は6F81.3〜5F66.4〜4F52.1〜3F38.2〜1F11.7秒と向正面からゴールに向かって、きれいな加速ラップを踏みつつ、全体的な時計も速い。
レース間隔やキャリアの浅さなど、好メンバーのG1で戦うには厳しい条件が揃っているが、まだまだ底を見せていない伸びしろは魅力。出走が叶うなら、面白い存在になりそうな気がする。
(取材・文:井内利彰)