5月14日にクランジ競馬場で行われるシンガポール航空国際C(星G1・芝2000m)で、コスモバルク(牡5、北海道・田部和則厩舎)に騎乗する五十嵐冬樹騎手(30、北海道・桑原義光厩舎)が、同日に行われる香港ジョッキークラブT(OP、芝2000m)で高岡秀行調教師が管理するタキノビッグ Takino Big(牡6)に騎乗することが明らかになった。五十嵐騎手はこれが海外初騎乗となる。
高岡調教師は79年にホッカイドウ競馬で騎手としてデビュー。92年に現役を引退。93年から調教師に転身し、99年北海道3歳優駿(交流GIII)を制するなど活躍。03年1月からシンガポールで厩舎を開業し、今年2月のコミティーズプライズ(星G3)ではダイヤモンドダストで重賞初制覇を飾っている。
タキノビッグは父マーベラスサンデー、母ニシケンテンション(その父ノーアテンション)という血統。伯父に01年新潟2歳S(GIII)3着のマイネルジェムがいる。同馬は02年8月のフレッシュチャレンジでデビューし、2戦目で初勝利。3戦目のウィナーズチャレンジ(3着)後に、シンガポールに渡り2勝を挙げている。通算成績25戦3勝(日本成績3戦1勝)。