現地時間14日、仏・ロンシャン競馬場で行われた仏2000ギニー(3歳牡、仏G1・芝1600m)は、K.ファロン騎手騎乗の2番人気オージールールズ Aussie Rules(牡3、愛・A.オブライエン厩舎)が、並んだ2番人気のマーカスアンドロニクス Marcus Andronicusに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分37秒00(良)。さらにアタマ差の3着には1番人気ストーミーリヴァー Stormy Riveryが入った。
勝ったオージールールズは、父デインヒル、母Last Second(その父Alzao)という血統の米国産馬。従姉には、03年愛1000ギニー(愛G1)勝ち馬イエスタデイ Yesterday、01年モイグレアスタッドS(愛G1)を制したクォータームーン Quarter Moon、98、99年の英チャンピオンS(英G1)を連覇したアルボラーダ Alborada、04年ドイツ賞など独G1・3勝を挙げたアルバノヴァ Albanovaなどがいる。05年6月のデビュー戦(芝6f)で初勝利。続くヴィンテージS(英G2)2着、ラウンドタワーS(愛G3)4着と好走を続け、タタソールS(英G3)で重賞初制覇となった。5か月ぶりとなった前走のフォンテンブロー賞(英G3)は5着に敗れていた。通算成績6戦3勝(重賞2勝)。
鞍上のK.ファロン騎手は同レース初制覇。同馬を管理するA.オブライエン調教師は、02年のランドシーア Landseerで制しており、同レースで2勝目。このコンビとデインヒル産駒は、6日に行われた英2000ギニーをジョージワシントン George Washingtonで制しており、英仏2000ギニー連覇となった。