調教内容から距離延長はプラスとなりそうなラッキーライラック(撮影:井内利彰)
桜花賞2着の後、リフレッシュ放牧を挟んで、栗東でオークス(5月20日・東京芝2400m)へ向けた調整を進めているラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)。今朝9日はレースに向けた1週前追い切りをCWコースで行っている。
レッドエクシードを1秒以上追いかける位置で6F標識を通過。その後も同じような追走距離で3コーナーから4コーナーへと向かい、最後の直線に入る手前で少し差を詰めていった。
前が少し待っていたこともあるが、直線でグイグイと伸びてきたラッキーライラックがあっという間に追いついて追い越す。全身を使った大きなストライドは素晴らしい動きだったが、相手も余力があり、追い抜かれてから追いつこうとしてきた。ラッキーライラック自身も前を追い越すと気を抜くところがあるので、ゴール前では差を詰められるような形になった。
先着は僅かだったが、時計は6F81.3〜5F66.0〜4F51.5〜3F38.4〜1F12.2秒。数字的にはしっかり負荷をかけられているので、レースへ向けて順調な仕上がりという言葉がぴったり。普段の調整内容から距離延長はむしろ歓迎というのが個人的な見解だけに、あとはこのまま順調にレースへ向かってくれればといったところ。
(取材・文:井内利彰)