雰囲気があって能力がありそうなロサグラウカ(撮影:佐々木祥恵)
オークス(GI・牝馬限定・東京芝2400m)に美浦から出走する注目馬3頭について、1週前追い切り後の関係者のコメント。
■前走、桜花賞(GI)5着のマウレア(牝3・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「中間は状態を何とか維持できていて、今週(5/9)の追い切りは予定通りの時計でしたし、相変わらず良い動きでした。前走は結構きつい枠順(17番)ではありましたが、1、2着馬とは1600mの距離では差があると感じました。今回2400mに延びるのはプラスでしょうし、桜花賞での上位馬との差を距離延長でカバーしてほしいです。少しでも上位に来られるよう頑張りたいですし、今回は良い枠を引きたいですね」
■前走、桜花賞4着のトーセンブレス(牝3・美浦・加藤征弘)について、加藤調教師。
「今週(5/9)は長めからしっかりとやりました。とても順調ですし、動きも良かったです。前走は囲まれてしまって出てくるまでに時間がかかりましたので、ポジションを思い切って下げても良かったかもしれません。その方が折り合いもついて、馬群も捌きやすく動き出しも楽になるのではないかと思います。調教の感じから距離は持つのではないかとジョッキーも言っていました。競馬でもカッカしなくなってきて、桜花賞の時も輸送があっても体が減りませんでした。リラックスしています。来週は単走で追い切る予定です」
■新馬、水仙賞(500万下)と2連勝中のロサグラウカ(牝3・美浦・尾関知人)について、戸崎圭太騎手。
「追い切りはレッドファルクスの後ろからついていって、直線外から並んで強めという内容でした。直線での並びかけは、馬場が悪かったせいかモタつくところがあったのですが、エンジンかかってからは良い感じでした。雰囲気があって能力がありそうな馬ですね。本当に良くなるのはまだ先かなという印象ですが、楽しみです」
(取材・文:佐々木祥恵)