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母は米G1勝ち馬、グランアレグリアがデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2018年05月28日 18:00

年長馬を相手に中身の濃い併走調教をこなすグランアレグリア(撮影:竹之内元)

 先週末行われた日本ダービーの興奮が冷めやらぬ東京競馬場だが、今週から注目の産駒がデビューする。

 今年も期待の良血馬などがデビューを予定しているが、どんな未来の活躍馬が姿を見せるだろうか。

◆クイーンズテイスト(牝、父キングカメハメハ、母セコンドピアット、美浦・菊沢隆徳厩舎)

 1歳上の異父姉トロワゼトワルは7月の中京で新馬勝ち。2週前に横山典弘騎手が感触を確かめ、1週前には菊沢隆徳調教師が自ら騎乗して長めから時計を出した。「まだ緩いところがあるし、気持ちを乗せ過ぎないように調教している。折り合いや反応などコントロールは利くし、息遣いもいい。体形的にも上よりは距離に融通が利くと思う。いい馬だし、期待しています」と菊沢隆徳調教師。6月2日、東京の芝1600m(牝馬)を横山典弘騎手で予定している。

◆グランアレグリア(牝、父ディープインパクト、母タピッツフライ、美浦・藤沢和雄厩舎)

 母はアメリカのG1を2勝(ともに芝8ハロン)。3月下旬に入厩後は坂路、芝、ウッドチップコースで順調に時計を出しており、藤沢和雄厩舎らしく、年長馬を相手に中身の濃い併走調教をこなしている。「ディープ産駒の牝馬らしい前向きさと軽さがあるし、いいスピードがありそう。その気になれば自分一人で楽に動くし、トレセンの環境にも慣れてきて落ち着きが出てきたのはいい。楽しみな馬だよ」と藤沢和雄調教師。6月3日、東京の芝1600mをC.ルメール騎手で予定している。

◆ラステラデファルコ(牡、父ハーツクライ、母エグジジェ、美浦・武井亮厩舎)

 兄姉はコンスタントに勝ち上がっており、一族からBoston Harbor(BCジュヴェナイル)が出ている。2週前には吉田隼人騎手を背にウッドチップコースで長めから意欲的に時計を出し、ひと追いごとに上向いてきた。「育成時代から高く評価されていたし、見た目のバランスがいい。長く脚を使いそうな感じだし、初戦から楽しみ」と武井亮調教師。6月3日、東京の芝1600mを吉田隼人騎手で予定している。

◆ヴォイスオブジョイ(牝、父Magician、母Sisheba、美浦・水野貴広厩舎)

 父は愛2000ギニー、BCターフの勝ち馬。牝系からはUnbridled(ケンタッキーダービー、BCクラシックなど米G1を3勝)が出ている。1週前に古馬と併せてビシッと追われており、仕上がりは順調だ。「素直で引っ掛かるようなところがないし、動きは水準以上。体つきからも芝向きの軽さがある。母系にサンデーサイレンスの血が入っているし、血統的にも面白いと思う」と水野貴広調教師。6月3日、東京の芝1600mを柴田大知騎手で予定している。

(取材・写真:竹之内元)

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