23日、北海道浦河町のJRA日高育成牧場で、ヤマカツスズラン(阪神3歳牝馬S-GI)やテンザンセイザ(京都新聞杯-GII)、ブルーイレヴン(関屋記念-GIII)などを輩出している、「ひだかトレーニングセール2006(ひだか東農協主催)」が行われた。今年は111頭(牡70頭、牝41頭)が上場され、68頭(牡42頭、牝26頭)が売却された。売上総額は5億1046万8000円(以下税込)で、前年比3862万9500円増だった。
最高価格は、東京都の金子肇氏が3885万円で落札したボストンハーバー産駒の「クリスティキャットの04(牝2、母の父Majestic Light)」。同馬は公開調教で21.6-10.4秒を記録した。次いでアグネスタキオン産駒の「ミオツクシの16(牡2、母の父ダンシングブレーヴ)」が(株)RRAに3150万円で、90年クイーンC(GIII)を制したスイートミトゥーナの仔「スイートミトゥーナの16(牡2、父アドマイヤコジーン、母の父ミスターシービー)」が、“アドマイヤ”の冠号で知られる近藤利一氏に2730万円でそれぞれ落札された。
また、前日の北海道トレーニングセールに続き、海外の購買団体が参加し、韓国のKRA韓国馬事会が3頭を落札。さらに今年はシンガポールからも調教師、馬主が参加し、6頭を落札した。