30日にアメリカのモンマスパーク競馬場で行われたユナイテッドネーションズS(G1・芝2200m・9頭)は、先手を取ったA.ガヤルド騎手騎乗のファンタスティック(牡4、米・C.ブラウン厩舎)が直線に入っても粘りを見せ、後続の追撃を抑え優勝した。単勝23倍の最低人気での勝利だった。勝ちタイムは良馬場で2:12.36。

　2着にはマネーマルチプライヤー(牡6、米・C.ブラウン厩舎)、3着にはビガーピクチャー(セ7、米・M.メイカー厩舎)が入った。3年連続で凱旋門賞に出走しており、フランスからの移籍3戦目となったシルバーウェーヴ(牡6、米・C.ブラウン厩舎)は5着となった。

　ファンタスティックは父More Than Ready、母Quiet Dance、その父Quiet Americanという血統。重賞へは初出走だったが、見事に逃げ切りG1タイトル奪取となった。