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デニムアンドルビー半妹グロリアーナが石橋脩騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2018年07月02日 18:00

異父姉にデニムアンドルビーがいるグロリアーナ(撮影:竹之内元)

 先週はガイセンがダノンバラード産駒のJRA初勝利を挙げ、先々への期待を膨らませた。

 今週も期待の2歳馬が続々とデビューしており、目を離せなくなりそうだ。

◆グロリアーナ(牝、父ハーツクライ、母ベネンシアドール、美浦・木村哲也厩舎)

 異父姉にデニムアンドルビー(重賞2勝)、異父兄にキタノコマンドール(皐月賞5着)、伯母にトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯など重賞4勝)、伯父にサイレントディール(重賞3勝)がいる。

 ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、6月9日に再入厩。先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せの真ん中に入れ、年上の2頭を相手に中身の濃い稽古を課した。ひと追い毎に気配は上昇している。

「プレッシャーのかかる形で追い切ってみたけど、止め際や地下馬道でも落ち着いて歩けているし、そのあたりの雰囲気はいいですね。この時期の牝馬にしてはメンタル面に余裕があるし、血統的にも長めの距離が良さそう。まだフィジカル面には良化の余地があるし、将来を見据えながら育てていきたいと思っています」と木村哲也調教師。7月8日、福島の芝1800mを石橋脩騎手で予定している。

◆スティルネス(牝、父ゴールドヘイロー、母マツリダワルツ、美浦・小島茂之厩舎)

 兄姉は現5歳のロードクエスト(重賞2勝)をはじめ、堅実に勝ち上がっている。こちらも先週はウッドチップコースで3頭併せを消化した。時計的には目立たないが、最後尾から追走して併入。6月上旬から時計を出し始め、入厩後の乗り込み量は十分だ。

「上とはタイプが違うけど、仕上がり自体は早そう。この馬も2歳戦から動けると思います」と小島茂之調教師。7月8日、福島の芝1200mを田辺裕信騎手で予定している。

◆コントラチェック(牝、父ディープインパクト、母リッチダンサー、美浦・藤沢和雄厩舎)

 異父姉にバウンスシャッセ(重賞3勝)、異父兄にムーンクエイク(京王杯SC)がいる。美浦でゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で調整され、6月9日に函館入りした。本馬場で順調に追い切りをこなしており、雰囲気は良好だ。

「美浦に入厩していた頃より、随分と馬体の張りが良くなってきました。(兄姉とは)種馬が違うので何とも言えないところがあるけど、この馬もポテンシャルが高そうな部分では共通しています」と津曲調教助手。7月8日、函館の芝1800mをC.ルメール騎手で予定している。

◆フライトゥヘヴン(牝、父ヨハネスブルグ、母パピュラ、美浦・新開幸一厩舎)

 祖母のノースフライトはマイルG1・2勝(安田記念、マイルCS)の名牝。伯父にミスキャスト(プリンシパルS)がいる。1週前に美浦で追い切ってから函館に移動した。

「いいスピードがありそう。小柄な牝馬で仕上がり早のタイプ。気持ちも前向きだし、初戦から楽しみ」と新開幸一調教師。7月7日、函館の芝1200mをC.ルメール騎手で予定している。

(取材・文:竹之内元)

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