中京1600mの新馬戦では、アドマイヤアルバを破っているフロンティア(撮影:井内利彰)
昨年の新潟2歳Sの覇者、フロンティア(栗東・中内田充正厩舎)。それ以降、勝ち星はなく、前走も二桁着順に敗れているが、次走予定の中京記念(7月22日・中京芝1600m)は新馬勝ちした舞台だけに巻き返しに期待したいところ。
今朝12日はレースに向けた1週前追い切り。朝一番のCWコースにロードスタートとともに入場。6F標識地点では4馬身ほど追走する形でスタートし、5F標識地点では3馬身ほどに差を詰めてくる。
その後もラップは速まっていき、完全に前を射程に入れた位置で4コーナーを回ってくる。仕掛けられるとしっかりと反応して、楽に相手を交わす走り。時計は6F81.7〜5F66.6〜4F52.1〜3F38.2〜1F11.6秒と全体はさほど速くないが、終いの鋭さはさすが。
個人的な印象としては、夏場の方が動けるタイプに思えるし、レース間隔も詰まるよりはあく方が良さそう。ハンデや古馬との力関係など、着順を左右する不確定要素が多いものの、状態に関しては結果を出せる状況だと判断したい。
(取材・文:井内利彰)