凱旋門賞に向けて、帰厩の日程が決まったクリンチャー(撮影:花岡貴子)
20日、宮本博調教師は凱旋門賞(GI、芝2400m)を目指すクリンチャーが7月26日に栗東トレセンに帰厩する予定であることを明らかにした。
現在、クリンチャーは鳥取県の大山ヒルズに滞在中。宮本師は同牧場で直接クリンチャーの状態を確認し、関係者と協議の末、帰厩日が決定した。
「とてもいい感じです。放牧中ですが太目感のない体で“さすが海外GIを目指すだけの馬だ”という印象を受けました。いよいよですね」(宮本師)
なお、クリンチャーに帯同して渡仏予定のゲネラルプローベは出国までのあいだはレースに出走しないことも決まった。
クリンチャーは、7月26日に栗東へ帰厩した後は、出国検疫を経て8月23日に出国。フランスでは2013年にキズナが滞在したパスカル・バリー厩舎に入厩し、9月16日に行われる前哨戦のフォア賞(GII、パリロンシャン競馬場)をステップに、10月7日に行われる凱旋門賞を目指す。
(取材・文:花岡貴子)