現地時間10日、米・ベルモントパーク競馬場で行われたベルモントS(3歳、米G1・ダート12f)は、F.ハラ騎手騎乗の5番人気ジャジル Jazil(牡3、米・K.マクラフリン厩舎)が道中は最後方に待機し、3角から一気に進出し直線入り口で先頭に立つと、同様に上がってきた3番人気ブルーグラスキャット Bluegrass Catを1.1/4馬身差振り切り優勝した。勝ちタイムは2分27秒86(良)。さらに2.1/4馬身差の3着には4番人気サンリヴァー Sunriverが入り、1番人気に支持されたボブアンドジョン Bob and Johnは8着に敗れた。
勝ったジャジルは、父Seeking the Gold、母Better Than Honour(その父Deputy Minister)という血統の米国産馬。04年キーンランドセプテンバーイヤリングセールにて72万5000ドルで落札されている。05年10月にデビューし、3戦目で初勝利。G1初挑戦となったウッドメモリアルS(米G1)で2着に好走し、前走のケンタッキーダービー(米G1)も4着に入着。プリークネスS(米G1)には出走せずここに臨んでいた。通算成績8戦2勝(重賞1勝)。
鞍上のF.ハラ騎手、管理するK.マクラフリン調教師共に同レース初制覇。ハラ騎手は18歳の若手騎手でG1初制覇。18歳でのベルモントS優勝は、78年にアファームド Affirmedで米国3冠を制したS.コーセン騎手以来となる。