11日、東京競馬場で行われたエプソムC(GIII、芝1800m)は、後藤浩輝騎手騎乗の7番人気トップガンジョー(牡4、美浦・和田正道厩舎)が道中は好位を追走し、直線外めから末脚を伸ばすと、外から追い込んだ3番人気グラスボンバーの追撃を1/2馬身抑えて優勝した。勝ちタイムは1分49秒2(重)。さらに1/2馬身差の3着には圧倒的1番人気(単勝160円)マチカネキララが入った。
勝ったトップガンジョーは、父マヤノトップガン、母ゴールデンノヴァ(その父ゴールデンフェザント)という血統。伯父に92年中京中日スポーツ賞4歳S(GIII)で2着のメイキングテシオがいる。04年6月デビューし、6戦目で初勝利。その2戦後の春菜賞(3歳500万下)で2勝目を挙げ、重賞初挑戦となったスプリングS(GII)は3着に好走し、皐月賞(GI)の権利を得たものの、結果は10着。その後のレースではラジオたんぱ賞、中日新聞杯、小倉大賞典(すべてGIII)5着と健闘し、前走の都大路S(OP)では3着だった。今回の勝利で重賞初制覇を飾った。通算成績20戦5勝。
鞍上の後藤浩輝騎手は、サンライズペガサスで制した05年毎日王冠(GII)を制して以来のJRA重賞勝利で通算32勝目。管理する和田正道調教師は、カズサラインで制した05年ファルコンS(GIII)以来の勝利で、通算8勝目となった。